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20111206

今日でテスト終わりでした

昨日テスト勉強しようと思ったら小説をかこう!って体が動いたんですね。そのまま探偵ものかいてました。

特に他に話題もないので載せておきます。

昨日だけで完結までまとめようと急いだ結果、証拠など抜けているところなど多々あります。
でも、今更書き直すのもめんどうなのでいじりません

個人的にはもうちょっと余裕を持った事件構成とか犯行のトリックとかちゃんとやりたかったけど完成させたいって気持ちが先走りすぎました

たしか4時間ぐらいで書いたと思います。
ノンストップでネタが思いついた順にどんどん書いていってます。
最初の段落しか力入ってない気もします。

あと凶器って考えるの難しいね。

あと、アンゴっぽい感じなのはきっと気のせい。別にアンゴみて感化されたから書いたわけじゃ・・・ないかもしれない・・・。


追記で読めます。
まぁ結局のところ自己満足小説ですね

次かくことがあればゆっくりと余裕をもってかきたいです。



ねむたいのでねます







「もしかしたら、私が歌を歌ってるんじゃなくて、神様が歌を歌わせてくれているのかも」
テレビの中の金髪の外人の子供が自分のうちにあることを晒した。
テレビを見ていればこの子のことは、出身の国では天使の歌声などと比喩され人気を博し、去年の新人CD売り上げ記録1位ということらしい。
そんな大物が今回日本のバラエティにでているのは、バラエティ番組内の「あなたの望むこと」というコーナーで芸能人がこの子に会いたいと言ったからである。
スーパーキッズみたいなものは日本の番組でやるのを見る。ドラム演奏だったり体が柔らかかったり、でもそれは所詮大人並みの子供というだけで凄いかもしれないがその手の分野の全体でトップに躍り出ることができるかは正直無理な場合が多かった。
しかし、彼女は違った。11歳という年齢を感じさせない伸びのあり大人びた綺麗な声。彼女が歌うのは有名なオペラ曲。だが、生憎と自分は曲名を知らない。だから詳しいことなど言えないのだがそれでも彼女の歌声は本物だと。本物の天使の歌声のようだと思った。
綺麗な歌声をずっと聴いていたかったがそれも終わりだ。曲が終わったわけじゃない。テレビの電源が切れたのだ。
 ここは、とある街の寂れた商店街の電気屋の前。電気屋の中からは頭のてっぺんに髪の毛がないおじさんがこちらをにらむように見ている。まぁ何も買いもしないで店のテレビをずっとみていたらにらまれるのも仕方が無いか。
「今日はこれぐらいにしよう」
電気屋の前を去ると後ろからシャッターを閉じる音が聞こえる。
普通の店が閉じる時間。今日はもう家に帰ろう。

 とある街にあるとあるアパートの一室。家賃の安さに引かれてここに住んだが、安いものには訳がある。
一つ、なんと言ってもボロい。雨漏り、隙間風は普通。
さらに曰くつきの物件なのでその分も安い。何でも幽霊がでるそうな。
でるそうな。じゃなくて実際いるんだがな。
家の扉を空けると中から女の声。
「お帰りなさい。今日はご飯にしますか?お風呂にしますか?それとも」
玄関には和服にエプロンと変わった格好の女性。足を見るとさらに変わったことに足がない。浮いている。そう彼女がこの物件の曰くの幽霊。
「お帰りじゃないだろ、お前ずっと一緒にいただろ」
俺が彼女を問い詰める。
彼女は幽霊だが、自縛霊などではないため家を離れることも可能だ。しかもやっかいなことに俺に気があるようで外出する時などずっとつけてくる。
「でも、私のほうが先に家に入った。ということは後から来た人にお帰りを言うのは普通のことじゃないですか?」
何度もやってるやりとりだ。いつもの如くああそうだな。と適当に返す。
「では、今日は、わ・た・しを選択ですね?いや今日も、ですね。そんなに私を求めて」
「わたしを俺は選択してないし、したこともない。とりあえず、飯だ」
ささっとツッコミを入れる。
 靴を脱いで部屋に入る、部屋にはテレビなどハイテク機器はない。あるとしてもそれは電子レンジ、冷蔵庫、電話だろう。ハイテクではないが。この部屋で一番ハイテクだろう。
部屋の真ん中にある机に向かっていつもと同じ場所、いつもと同じ座布団に胡坐をかき右手のほうい積み上げられた本を1冊とり、パラパラとしおりが挟んであるページまで飛ばす。
本をめくる音、包丁で何かを切る音。この部屋、この空間の音はそれが全てだった。しかもそれは静寂に近い。
その静寂を破る電話のベルの音が鳴り響く。
本を閉じ右手の積み上げられた本の上にさっと本を置き、電話を取る。
電話からは若い男性の声がした。
「もしもし、戸倉さんの探偵事務所ですか?」
「ええ、そうです」
自分は探偵をやっている。売れているかいないかは別として。
「私、中村プロダクションの嵐山というんですが、今回私がプロデューサーを勤めますあなたの望み叶えますという番組をやっているんですが」
たしかさっき電気屋でみたやつだ。
「それなら私も見ましたよ。天使の歌声を持つ少女の回、とてもよかったです」
あたかも何度も見たことあるかのようないい振りだが何度も見てはいない。数回だ。しかも全部電気屋の前で。
「それでしたら話が早い、よければ探偵として私の番組に出演してくださいませんか?内容については日頃どのようなことをしているかなどです」
テレビで紹介されれば今より仕事が増えるだろう。そしてちやほやされる。そして事件解決できなければ評価が下がる一方だ。1度上がるのは簡単だが落ちるのはもっと簡単。
「すみません、顔や名前などテレビなどに出したくないのでお受けできません」
「ですよね・・・どこもそうなんですよ。でしたら取材だけというのはどうでしょう?テレビに顔をだすことはありません、探偵の仕事について質問するのでそれに答えてくれればいいです。私の番組の雑誌に匿名で掲載しますので」
「雑誌・・・ですか?」
「雑誌です。番組でやった内容をもっと濃く書いたり、一般の方からアンケートした結果知りたい情報を載せたりしてる雑誌です」
匿名で雑誌ならいいか。
「わかりました。それならお受けします」
そう答えると今まで苦しそうな声色だったのが一変。明るい声になった。
「それでは明日ぐらいが私共としても嬉しいのですが・・・」
「明日ですが・・・明日は空いているので大丈夫です」
「そうでしたか、それでは、明日の朝9時に中村プロダクションまで来ていただけますか?交通費はだしますので」
わかりましたというと、電話番号、住所などを教えてくれた。
電話が終わると小さいキッチンから料理が運ばれる。
「仕事ですか?」
そういえば紹介していなかった。こいつは幽霊の麗華。本名かどうかは知らない。
「ああ、そうだ。明日は朝早い」
運ばれてきた料理はアジの開き。
幽霊なのに料理ができるのは何故かこいつがこの部屋の中だけ実体化できるからだ。もちろん一般的な幽霊のように存在を消すこともできる。
「はい、じゃあ、祐一郎さんも一緒に、いただきます」
「いただきます」
箸を取ってアジに手を伸ばす。
麗華も同じようにアジに手を伸ばす。本当は食べなくてもいいんだが、何故か食べる。正直なところただでさえ薄給なのだから辞めてほしい。
しかし、安いアジの開きでも美味しそうに食べる麗華を見ていたら食べるのをやめろとは言えない。あと別にアジはまずいわけではない。
 夕食を食べ、シャワーを浴びて腰にタオルを巻きタオルで頭を雑に拭きながらリビングに戻ってくる、というかリビングとキッチンと風呂、トイレしかない。まぁリビングにくると机は横にどかされ、布団が敷かれていた。
その上に麗華が和服を見えるか見えないかのところまで緩めて寝転がってこっちを流し目で見てくる。
「祐一郎さん、抱いて」
「やだ」
掛け布団を思いっきり引き麗華を転がす。あへんっ。とか言って壁にぶつかったが気にしない。ささっと部屋の電気を消して布団を被って眠りについた。
「あ、忘れてた」
「私のことですか?!」
「目覚ましかけなくちゃ」
枕元の目覚ましをセットして再び眠りに着く。
「無視なんて酷いじゃないですかー!祐一郎さん!」
反応するのもだるいぐらいの眠たさだ。
目を閉じるとすぐに眠りに落ちていった。

目覚ましが五月蝿い。
手を伸ばし目覚ましを叩き音がなるのをとめる。
右手で目覚ましを止めたが左手が動かない。布団をどけてみると左手には麗華が抱きついていた。
綺麗な寝顔だ。視線がつい吸い込まれてしまう。唇なんかもいいぐらいにふっくらしていて。いかんいかん邪念を振り払うように右手で麗華の頭にチョップをする。
「いたいいたい」
そういいながらゆっくりを上半身を起こし両手を空に向けのびる。
「昨晩はお楽しみでしたね」
「俺は何もしてねえよ」
「祐一郎さんが何もしてなくても私が勝手に何かしたかもしれませんよ。祐一郎さんの太くて固かったなぁ」
「はいはい、腕のことはいい」
麗華に俺を襲う度胸がないことは知っている。
だからどうせ腕だろうと踏んでみたが当たったようだ。
眉をよせでくやしそうな顔してる。
彼女的には
「寝てる間に俺の体、穢されちゃった・・・とか言ってほしかったか」
「正直きもかったです。今の」
「ですよね」
「でも、萌えました!」
「えっ?」
「えっ?」
そんな他愛もないやりとりばかりしてると時間に遅れてしまう。
ささっと麗華の朝食の準備をさせ、洗面所にいき、顔そり、シャンプーをし、いつものジーンズに白地のシャツ、黒地のパーカーに着替える。これが俺の探偵スタイルだ。
パーカーのフードを調節していると麗華の声が洗面所まで響く。
「朝食できましたよー」
いまいくと返事をし、パーカーを整える。どうせ家を出て行く前もチェックするのだが鏡の前に立つとついやってしまう。
無駄な調整を終えリビングにいくとご飯に味噌汁。漬物に焼き魚と純日本食がお目見えだ。
「いただきます」
箸を両手を合わせた親指にはさみ挨拶。
それに答えて麗華もいただきますという。

朝食を追え、いろいろ準備をし終え約束の中村プロダクション本社まで行こうと玄関でくつを履く。
「ところで祐一郎さん、今日はどこに行くんですか?」
「仕事だ」
さっと返す。どうでもいいやりとりだ。
「それはわかってます。場所は?どこですか?」
「どうせ、言おうが言うまいが着いてくるんだろ?」
どうせついてくるんだから言っても言わなくても変わらない。しかも、幽霊の彼女は疲れないし人ごみにまぎれることもない。俺に憑いていればいいのだから。
「そうですが、知っておきたいです!」
力強くいうので教えることにする。
「雑誌の取材でテレビ会社だよ」
「雑誌なのにテレビ・・・ですか?」
「ああ、そうだ。テレビ番組の出演を断ったらその誘われたテレビ番組の雑誌のインタビューを誘われてそっちは受けることにしたんだ」
麗華は、へえ、と一言。
「さて、いくか」
「はい」
そうして、玄関を開け家からでる。
すでに麗華の姿は見えない。家の中以外では実体化できない。見えないのだから。
しかし見る方法はある。ポケットから小さな手鏡を取り出し自分の後ろを写すとそこには麗華が写っていた。
写真に幽霊の姿が現れるように鏡を通すと麗華がみれるのだ。
いるのを確認すると手鏡をポケットにしまい、ボロいアパートの階段を下りる。

駅までは歩き。そこからは電車で指定の駅で降り、そこから徒歩。
約束の時間の5分前に約束の会社へつく。
見たことなかったがとても大きい。
手前は10数階になるであとうビル。その裏手には撮影スタジオがいくつもあった。
スタジオで撮ったものをすぐ本社で上司に確認してもらうのには便利だな。通信だと送るのに時間がかかる。それにメールや電話でのやりとりよりも実際に会って話しあったほうがいい番組作りもできるだろう。
その大きさに驚きながらも少々場違いな服装に恥を持ったりすることはない。これが自分のスタイルだから。
ビルに入り受付までいく。
受付の女性は電話中だった。なので電話が終わるのを待って話しかけた。
「どうも、俺は戸倉祐一郎といいます。嵐山さんにあなたの願い叶えますの雑誌のインタビューできたんですが」
そういうと受付の女性は資料にささっと目を通し、予定があるのを確認する。
「はい、戸倉さまですね。右手のエレベーター8回で嵐山さんがお待ちです」
「わかりました」
エレベーターに行こうとすると、それと、と止められる。
「これをつけていってください」
そう言って手渡されたのは戸倉祐一郎と書かれた首から下げられるピンクの紐のついた名札。
「これがないと不審者と間違われて警備のものに捕まってしまいますのであしからず」
そういわれて見渡すと社員らしき人は青色の紐の名札を首から下げていた。
なるほど、これで識別しているのか。
「しかし、貴女はこれをつけてないんですね」
そういって名札を少し掲げる。
社員の目印である名札を彼女はかけていなかった。
「あ、私共受付はこの制服があるので。それに基本的に更衣室、休憩室とここにしかいませんので」
「なるほど、少々失礼な質問だったかもしれませんね」
「いえ、そんなことはありません」
満面の笑みで返してくれた。
 エレベーターにのり、8階まで行くとエレベーターをでたすぐのところに一人のおじさんが座っていた。
そのおじさんがこちらを見て寄ってきた。
「やあ、君が戸倉さんだね。私がプロデューサーをやっている嵐山です。よろしくおねがいします」
「こちらこそ、今日はよろしくおねがいします」
お互いにふかぶかと頭を下げあう。
「では、いきなりインタビューというのもあれなので会社を軽く案内しましょう」
「ええ、わかりました」
その申し出を簡単に受ける。
そういって階段を使って下の階へ降りていく。
やがて2階まで降りるとそこでビルの外に繋がっている渡り廊下を歩く。
階段を除いていろいろなところでせわしなく人が行き来している。
「やっぱり、テレビの撮影現場って忙しいんですね」
耳から聞こえてきた声じゃない、直接脳に話しかけてきている。
こんなことできるのは麗華以外はまず知らない。
なので俺も念じるようにしゃべる。
「ああ、そうだな。めんどうだから話しかけるな」
麗華は、はーいとぶっきらぼうな返事が返って来るだけだった

 ある撮影現場にくると嵐山さんの顔を見て声を近づいて話しかけくる。
その話が終わると、こちらに話しかけてきた。
「まず、生で私共の番組を見てもらいたいです、どのようなことをやっているかを」
「つまり」
「今から撮影ですのでごらん頂きたい」
わかりました、と承諾。
番組の撮影現場の客の見る席を一つ空けてもらっていて、そこに座って生の番組撮影というものをみた。

「今週のあなたの願い、叶えます!は、なんと先々週に放送した天使の歌声を持つ、ベッキー・エレンコちゃんに来てもらってます」
どうぞ!と司会の女性が手をカーテンのセットに向ける。
するとカーテンが左右に自動で開いてそこには前にもテレビで見た外人の少女がいた。
「コンニチワ」
そうカタコトの日本語で会場にしゃべりかける。すると会場はそのういういしい姿にボルテージが上がってゆく。
「はい、では、今回は前回と違う曲を歌ってもらいましょう!今回はどんな歌を歌うんですか?」
通訳を通し彼女に伝わると彼女はそのまま言う。
「アヴェマリア」
司会の女性がクリスマスにあった曲ですねと一言添えると曲が流れ始める。
そして、彼女の歌声が会場をつつみ込む。
その歌声にざわざわとしていた会場は静かになり、全ての人がこの歌、歌う彼女に視線が奪われていた。
そう、それはまさに歌姫と言っても過言ではない。
今のJPOPとは違う、何百年、何千年の歴史を重ねた温かみのあるオペラだからこそできる、この全ての人の心を奪う力。
そんなものが感じられた。
曲を終えると少し話してから彼女は舞台の裏へと下がった。
続いて、いろいろな芸人の願いを叶える企画があるがやはりどれも彼女の歌声の前には見劣りしてしまった。
番組の収録が終わり、客が席を立ちそれぞれに話しながら撮影現場を後にする。
その中俺は、どうすればいいのかわからなかったので席にずっと座っていた。
セットを片付け始める頃、嵐山さんが俺の前に戻ってきた。
「やあ、どうだったかな?私たちの番組は」
「とても面白かったですよ。しかし、やはり彼女、ベッキーの歌声は凄いものですね」
その言葉に腕を組み顔をうんうんと上下させる。
「そうだろう、やはり彼女は本当にすごい歌手だよ」
さあ、会いたいかい?と続けた。
「まさか、あんな大物を俺はつりあいませんよ」
「でも君はこれから会うことになる。ほら、こっちへきた」
ベッキーか小走りで俺と嵐山さんに向けて走ってきた。
「何故?」
俺が聞く。
「実は、これから待機室で待っている、ベッキーの母親のところまでこの子を届けなくちゃならん。しかし、その間君を置いておくわけにもいかない。なので見学ついでさ」
「そうですか」
俺がベッキーを見るとちょうど目が合いベッキーがペコリと頭を下げた。
つられて俺も下げる。
「さあいくぞ、Let's GO!」
嵐山さんの拙い英語でベッキーを誘導する。
「それにしても口調が変わりましたね」
嵐山さんの口調を指摘する。
「すみません、つい人に馴れてしまうと口調がすぐに変わって馴れなれしい感じになってしまうんです」
「いや、まぁそれはいいですよ。自分も馴れ親しんでいただいたほうがインタビューなどしやすいと思うので」

 ベッキーをつれて楽屋にいく。
ベッキーはここ数週間滞在しているので場所は覚えているようだ。
一人走って、さきに部屋へいく。
いいのかと思って嵐山さんをみると眉を顰めていた。
と、突如悲鳴が聞こえる。
聞こえた先は扉の開いた部屋からだ。
走って駆けつける。
「どうした!」
するとベッキーが地面に座り込んで震えていた。
俺の声に反応してこちらにゆっくりと顔を向ける。
「お、おい」
嵐山さんが指を指した。
その先には、、、外人の女性が首から血を流して倒れていた。
「大丈夫か!」
走って駆けつけ、彼女の肩を揺らす。しかし人形のように首がぐわんぐわん揺れるだけだ。
脈を取る。
「脈が、ない」
なんだと!?と嵐山さんが驚く。
「嵐山さん、警察を呼んで。人が血を流しているといえば救急車もくるはずです!」
ああ、とすぐにポケットから携帯を取り出し、電話をかける。
開けっ放しの扉を見ると少女の悲鳴を聞いたのか野次馬がさっそく集まってきた。
「皆さんこちらにこないで!」
そういって扉を閉め鍵をする。
「戸倉さん、警察に電話しました」
「ありがとうございます。あ、この部屋のものに触れないように」
「はい、わかってます」
地面に座り込んだままベッキーは泣いていた。
日本語しか話せないので通じるかどうか怪しいが声をかける。
「大丈夫、泣かないで。大丈夫なことはないけど俺がいれば安心だ・・・と思う」
少しでも通じたのかベッキーは泣き止んだ。
「嵐山さん、この女性はこの子の母親ですか?」
「ええ、顔を見る限り間違いないです」
血の濃さ、肩に触れたときの肌の温度的に考えて死んでから1時間たってなさそうだ。
手を見るとナイフを握っていた。
「果物ナイフ・・・」
そのナイフの刃先にはべったりと血が付着していてこれが凶器になったことを思わせる。
「自殺・・・?」
麗華が喋りかけてくる。
「いや、そうとも言えない・・・まだ、何も確証できない」

数分後に警察が部屋の扉を叩いてきた。
俺たちは別の部屋に移され事情聴取ってやつだ。
が、警察の現場検証の結果から自殺と判明された。
警察のおじさんからそう言い渡された。
「死因は?」
「ナイフを首から脳に向けて指したっぽいな」
「首から脳に向けて?首を掻っ切ったのではなく?口から脳にではなく?」
「ああ、首から脳に向けて、だが、ナイフの長さ的には大脳には達していない脊髄にまで届いたそうだ」
不審な点がある。
「それってもしかすると自殺じゃないじゃないですか?」
えっ?と警察のおじさんが反応する。
「だって自殺ならここの楽屋は水道完備なんで手首切ってあとはつけておくだけでいいですし、天井には紐などがかけられるフックまである」
「一発で死にたいから一気にブッ刺したのかもしれないだろう?俺だったら死ぬまで痛みや苦しみを味わうなんていやだからな」
「よく考えてみてください。鋭利なナイフならともかく彼女の持っていたのは果物ナイフ。切れ味はさほど良くない上に刃が細いので折れやすい。それを力いっぱい。しかも脊髄って当たったら普通は刃が曲がったりしますよね。抜いたりなんて痛みとか死ぬ寸前とかできないはず。なのに彼女はナイフを手に持っていた。刺さってはいなかった」
おじさんがつまりと聞いてくる。
「つまり、これは他殺。殺人事件の可能性が高いわけです」
「こうしちゃおれん、今すぐ調査しなおしだ!」
そういって部下に命令を下す。
「君、探偵なんだってな。調査に協力してはくれないか?」
「そこは、警察だけでやるもんじゃないんですか?」
おじさんが頭をかきながら言う
「私たちの頭じゃこんなことにも気づかなかった。君がいないと先には進めなさそうだからな」
「だったら、手伝いましょう」

「まず、嵐山さんに頼んでベッキーの母・・・ジャッキーさんとつながりがあったメンバーを呼んで見ました」
空き楽屋に人を集めた。
通訳の三村さん、打ち合わせをしたプロデューサー補佐の赤山さん、カメラマンの神部さん、プロデューサーの嵐山さん、それにベッキー。
「まず通訳の三村さん。あなたはジャッキーさんとはどのようなつながりが?」
「通訳です。なので彼女には付きっ切りでしたが、ベッキーちゃん優先の通訳だったので撮影の時などはベッキーの近くにいました」
検察の人に聞いた話だと死亡推定時刻は、俺たちが発見する1時間から直前の間らしい。
「俺たちがジャッキーさん発見、12時の1時間半前、10時半からずっと撮影現場にいましたか?」
「はい、ベッキーちゃんと一緒にいました。が、ベッキーの出番が終わってから少し飲み物を買いに撮影現場を抜けたりしました」
「なるほど、つまり、殺しにいける」
「はい、そうなりますが私はやってません!」
ドンっと机を叩く。
「でも、聞くところによるとジャッキーさんとは少し口論になったりしたとか」
「ええ・・まあ、彼女とベッキーが夜中とかに外食するからついてこいと言われました。それは自分の仕事の時間外のことでさらにお金ももらえないのでそれならやりたくないと言ったんですが彼女は強情で。それで口論に」
いちよ、動機はある・・・かもしれないな。
「次に補佐の赤山さん。あなたは」
「僕は、本社と撮影現場を行ったりきたりしてました」
「つまり、あなたも殺人にいけたとか」
「はい、そうですが動機はありません」
「でも、聞いたところによると・・・何もきてません。あなたはしろかもですね」
しろと思う。・・たぶん。
「あとはカメラマンの神部さん。あなたはどうでした?」
「僕はずっと現場で撮影をしていました。僕がいなくなったらすぐ気づくはずです。カメラが回らないんで」
「そうですか。たしか、あなたジャッキーさんとカメラのアングルなどの問題でもめたりは」
「しました、だけどそれは些細なことなのですぐに話は終わりました」
そうですか。と話しに区切りをつける。
あとは嵐山さんとベッキーだが、嵐山さんはプロデューサーで現場にいないと番組の撮影が進行しない。さらにベッキーはまずないだろう。舞台裏で他の出演者たちと遊んでたそうだし。
殺害の機会も動機がある人。
機会があるが動機がない人。
機会はないが動機になりうるものがある人。
機会がない人。
娘か。
普通に考えてこの状況、機会も動機がある人が犯人に一番近い。つまり通訳の三村さんか?
「ところで、探偵さん、凶器はどうするんだい?果物ナイフじゃ無理なんだろう?」
警察のおじさんが声をかけてくる。
「ああ、そうでしたね。それも問題でした」
忘れていた。凶器が何なのか。
「一まず言えることは、果物ナイフはダミーですね。本当の凶器は鋭く頑丈である程度の長さがあるもの」
「じゃあ、何で果物ナイフに血がべっとり握るところまでついてたんですか?」
警察のおじさん少しは考えてくれ。
「そりゃあ、ダミーなら血をつけないとダミーにならないからでしょ。首が切られているのに血がついてないナイフなんて何の意味も・・・持たなくもないか」
つまり?と皆が目をこちらに向けてくる。
「血がついてない。ということは果物ナイフで犯人と勝負して負けたから何もついてない。しかし、このナイフには血がべったりとついている」
「言いづらいですが調べた結果刃に肉というか皮というかとりあえず、人体のものがついてました」
「つまり、ナイフは一度刺さったあと抜かれた、そういうことですか。
 ナイフでそのまま刺す。軽く刺すと脊髄まで到達はしない。しかし強く刺すと到達するが抜けない、抜く力はそもそもないか。
 犯人は一度何かで刺した後に同じ刺し傷のところに果物ナイフを刺したのでしょう。本格的な偽装をするために」
通訳の三村が声を上げる。
「でも、それってまだ凶器が分からないってことじゃない」
「ええ、そうですね、ですがこれだけは確証しました」
俺は酸素をできるだけ肺に吸い込み落ち着いてから言い放った。
「これは、自殺じゃない。他殺だということです!」
「いや、君がそういったから捜査してるんじゃない」
警察のおじさんがツッコンできたがやめてもらいたい。決め台詞が台無しじゃないか。
「肝心の凶器ですが、ゴミ箱の中とかにあるかもしれませんね」
「よし、この会社の敷地内のゴミ箱全てを調べろ!」
警察のおじさんがそう部活に叫ぶと部下がわかりました!と敬礼しながら返事をした。
「いや待ってください。ゴミ箱はおかしいです。この中でここのゴミ箱のゴミの処理はいつ行なうかわかる人いますか?」
プロデューサー補佐の赤山さんが手を上げて答える。
「昼の12時と午後6時に清掃係のおばちゃんがゴミを回収しに来ます。いてもいなくてもおばちゃんがマスターキーを使って勝手に部屋へ入り込みゴミを回収していきます」
今は3時回っている。
「俺たちがジャッキーさんを発見したのは12時。ジャッキーさんの死亡推定時刻は11時から12時。しかし12時ぐらいになるとおばちゃんがマスターキーを使って部屋に入ります。その時にゴミ箱に凶器になるような危ないものが入っていたら誰かに知らせるでしょう」
通訳の三谷さんがここで口を開く。
「もしかしたら、外部の犯行かも」
「いえ、それはありえません」
俺はそれをきっぱり否定する。
「貴女の首から提げているそれは何ですか」
そう指を指す。それを見て彼女はハッとする。
「その名札がないとこの会社は入れません。敷地は広くこっそり進入することは可能です。ですが、このビルに侵入することは不可能でしょう。どの出入り口も警備員が立ってます」
俺のその言葉に嵐山が相打ちをつく。
「その通りだ。この名札が無い限りは入ることはできない」
「となると、内部の人が犯人だということです。しかもわざわざ自殺に見せかけようとするあたり、愉快犯などではない可能性が高い。誰でもいいなら1階の人でもやればいいだけど何故わざわざ、4階の楽屋までやってきてこの人を狙うか。
それはやはりジャッキーさんに何かしら恨みがある人でしょうね」
それだったら、別にちゃんとしたつながりがある人じゃなくてもいい。ただ、それはおかしい、日本で注目されているのはジャッキーさんではなく娘のベッキーなのだから。
ジャッキーさんを知る人はいてもおかしくはないだろうが今回の番組や前にテレビを見た感じで言えばジャッキーさんは自分からテレビにでようとはしてない。日本に来たのはあくまでも娘の付き添いだろう。
知名度のさほど高くない彼女をわざわざ殺そうと思う人がいるだろうか?
いるとしたらやはりそれは何か恨みがあったりする場合だろう。
だとするとやはり直接的な何度も会話したことがあるこのメンバーが犯人である可能性が高い。
「問題は凶器か・・・」
悩ましい。これが分かれば多少は犯人にたどり着ける。
そんな考えをしていると分からせる雰囲気を祐一郎は放っていた。
「視点を変えてみよう。凶器を重点的に調べるんじゃない。犯人についてだ」
犯人について。
この中では一番怪しいのは通訳の三村。中途半端な赤山と神部。犯人ではないであろうベッキー、嵐山。
「とりあえず、犯人ではないベッキーと嵐山さんは解散してもいいと思います」
俺が告げると警察が帰っていいぞと催促する。
しかしベッキーが英語で何かを言う。
「私はどうすればいいんでしょうか?」
通訳が約してくる。
「そうだな、お父さんはいるか?」
俺が質問する。
「いない」
通訳がまた約す。
さすがに今のは俺でも訳さなくても理解できたぞ。
「困ったな、これじゃあこの子はこれからどうすれば・・・」
悩んでいるとジーとこちらに視線が送られる。
ベッキーがなにやら喋る。
それを通訳が約す。
「今は、あなたのそばにいたい。」
「そうか、じゃあ、そばにいればいい」
犯人は・・・。
ぐいぐいとパーカーの裾を引っ張られる。
「何だ?」
通訳が約してくれる。
「トイレにいきたいそうです」
トイレか、そろそろ行ってもいい頃かな。
「そうか、トイレいくか。さすがに男のほうでさせれないな。でも女性用には入れない、でも怖がって扉越しまで付いてきてほしいんだろ?」
「はい」
「だったら、警察の人をつれて俺は女のトレイに入って興奮する変態じゃないですよーって証明がいるな。誰か一人ついてきてくれ」
「わかりました!本官と行きましょう!」
と大きな声で一人の警察官が前にでた。

 トイレの外に警察の人に立ってもらった。
俺は個室の中にベッキーをいれ、自分は洗面台のところで手を洗っていた。
鏡をみると自分の姿が鮮明に映る。
と、すっと自分の後ろに着物の女性が映った
「返ってきたか、麗華」
「はい、祐一郎さん」
麗華だ。鏡には映る。さっき映っていなかったのはいなかったからだ。この場に。
「さて、結果を聞きたい」
「はい、嵐山は受付の女性にお金を渡して帰りました」
「なるほど、つまり嵐山がそいつにお金を積んで殺人をやらせたんだな」
ただ、受付の仕事の人は今朝、受付か更衣室か休憩室ぐらいしか移動しないと言っていたな。
つまり、この会社全体にそういう感覚があるというわけだ。それなのに1階にある更衣室、休憩室、受付とは遠い4階にいたら不自然で誰もが怪しがる。
だからこれは、もっと、別の何かがあるかもしれない。
「わかったよ、ありがとう麗華」
「いえ、お役に立てて嬉しいですよ祐一郎さん」
と、そこで水を流し扉を開けてベッキーがでてきた。
さっと鏡に映らないように鏡のある壁にもたれる。
「さあ、戻ろうか」
手を洗い終わったベッキーに言う。日本語通じるかどうかわからないけど空気は読める子だ。またパーカーの裾をつまんでついてくる。

部屋に戻った俺は警察に受付係を呼ぶように頼んだ。




受付語りの面々が休憩室、基、取調室に並ぶ。
そこには俺が朝会話を交わした人もいた。
「さて、言いづらいですが、俺の質問に正直に答えてください。調べた結果一人一人に違う質問をしますので」
一人一人、呼び出して全員に同じことを耳元で囁く。
「嵐山さんからお金をもらいましたか?」
6人いたがその内2人がうなずいた。
2人には何故お金をもらったのかを聞いた。
答えは単純だった、援助交際だ。
嵐山はお金を渡して淫らなことをしていたらしい。つまり今日渡したお金もそうだ。そのお金だ。
他の4人には援助交際を進められたか聞いたところ、2人が進められたが断ったらしい。
さらに受付の人達の話により嵐山は職場の女性に幾度となく声をかけているとか。
これで何となくわかった。
さらに補佐の赤山さんの話によると今回のベッキーの出演料に対してジャッキーさんは五月蝿かったそうだ。
話しが見えてきた。真相が。

「血がついた凶器は目立つ。血がついてない場合目立たないかもしれないが、血はどうするか。拭き取るのが一番か。拭き取るとしたら次は拭き取ったものの処分に困るわけだ。べったりと血がついたものをどうするか。それに臭いが問題だ。血の臭い。それを同時にどうするか。それを発見できれば」
「それにアリバイがあるじゃないですか。祐一郎さん」
麗華がしゃべりかけてくる。
「これで返すの疲れるんだからあんまりしゃべるなよ」
念じるように返事をする。これがなかなか疲れを感じる。
アリバイがある。撮影現場にいたという。いや、実際自分は姿を確認してない。他の人もステージに注目していた。席を一番後ろに取ればばれずに現場を抜けれる。他に人に何か用事で少し抜けると言っても別に抜けることは可能だ。
アリバイはいくらでも崩せる。
ただ、犯人は楽屋から凶器を持ち出している。今更だが、楽屋の外で殺して楽屋まで運んだ。なんて考えは無理だ。血の飛び方がそれを物語っていたので。
ちなみに嵐山の服装は長袖のコートにジーパン。
コートに隠すことは可能だが、血がついてしまう。臭いがしてしまう。
「そうだ、凶器をビニールなどにつつんで密閉したとすれば!」
「部屋からそうやって運んでどこかで処分したということですね祐一郎さん!」
しかし処分するとしても時間が無い。ちょっと撮影現場を抜ける程度だったらいいが、あんまり長くあけてると不審思われるからな。
つまり、楽屋から撮影現場まで最短ルートで移動し、その上で凶器をどこかに・・・。
ルートは楽屋からだとエレベーターに乗り、1階か2階で降り、直進か。
楽屋からエレベーターを乗るまでは楽屋以外なにもない。処分はできない。さらに1階は人が多いためたぶん通らないだろう。
そして2階から渡り廊下を渡り外に出て撮影現場までいくのだが、その間には・・・ドラマ撮影などで使う道具の倉庫がある。そこだろう。
そこにあるはず。凶器となったものが。
 実際に道具倉庫に行ったが凶器など見つからなかった。ナイフのダミーや鉄パイプなどはあったがどれも使えない。あとは板とかかなづちなどの工具とか。
「これは完全に積んだな・・・」
他に目ぼしい場所がない。本人が凶器を所持しているなどというのはないと思う。すでに身体検査はやったので。
「そういえば、インタビューどうなったかな」
ふと、思った。
実際インタビューが行なわれていたら・・・いろいろ聞かれてそれをメモするんだろうな。
メモ・・・メモ・・・なるほど、解けてきたぞ。
「警察のおじさん!」
大声で呼ぶ。
「どうした?」
「解けたよ・・・たぶんこれであってるはずだ」

 犯人はパソコンで仕事をやっていた。
「どうも、嵐山さん」
声をかけると、一度手を止めこちらをみた。
「どうしたんですか?警察の方と戸倉さん」
「どうしたもこうしたも今回の事件の犯人の話しで、ですよ」
俺は後ろの椅子を持ってきて座る。
「それは聞きたいですね。だれが犯人だったんですか」
嵐山さん、それフラグや。
「あなたですよ。犯人は」
「またまた、ご冗談を」
軽く笑いながら嵐山さんはそれを否定する。
「冗談じゃないです」
真剣な顔でさらに否定する。
それに釣られて嵐山さんの顔も真剣な表情になる。
「でしたら、どうやって私が彼女を殺したんですか?」
「案外簡単な話でした、いろいろ考えすぎてだめになるところでしたが、考えるのをやめて素直な目線で物事を判断すれば簡単にでてきました。
あなたは今日の番組撮影中に脱け出しました。みなさん仕事に集中していたので脱け出すことは容易でしたね。カメラマンさんの話しによるといつも一番後ろの席に陣取ってたそうですから。
で、あなたは番組撮影を抜けだしました、ここまではいいですか?」
「いくら一番後ろだろうと普通気づくんじゃないのか?脱け出したら」
「今日は皆が注目するベッキーの収録がありましたから。みんなそっちに目が行くでしょう。
そして、脱け出してあなたは走ります、今朝俺と一緒に通った人通りの少ない階段を駆け上ります。そして、ジャッキーさんの楽屋に侵入。ここで凶器の登場です。
なんと凶器は五寸釘。何食わぬ顔で近づき、首から脊髄まで思いっきり指します。ジャッキーさんはこの時点で死んでしまっている。
こっからです。五寸釘を引き抜き、そしてできた穴にナイフを突っ込みます。奥まで。ただ、あまり無理はしなくても大丈夫でしょうね。
あとはナイフを抜いてあたかも自殺のようなナイフの持ち方をさせます。
その後五寸釘をティッシュで拭き、また人気の無い階段を駆け下ります。
帰りにはトイレ、道具の倉庫にも寄りましょう。トイレで血を拭いたティッシュを流し、倉庫には拭いた五寸釘を投げ入れるだけです。
そして、何食わぬ顔で撮影現場に戻ればいいでしょう。見られても、ちょっちトイレいってきたよーみたいな雰囲気させて」
かなり無理があるかもしれない。だが、俺の限界だ。
この話をきいて嵐山は笑い出した。
「面白い話だな。第一動機がないぞ」
「いや、動機ならあります。これから話したらよかったかもしれませんね。
あなたは、会社ないの女性にお金を渡して淫らな行為をしていた。それも何度も何人にも。
今回、あなたはジャッキーさんに目をつけ、お金を渡したらジャッキーさんはオッケーしました。
ジャッキーさんはなかなかお金に五月蝿い人でお金を集めるのが趣味のようなので簡単に。
しかし、ジャッキーさんは行為が終わった後にあなたに言ったのでしょう。
もっと金をだせ。ださなければ裁判をするぞ。私の立場とお金を使えば裁判に負けることは無いだろうとかね。
それで困ったあなたは一まず承諾します。
しかし、日頃から他の女にもお金を渡していてもう渡す余裕はありません。しかし渡さなければ裁判などまずい飯をくうになる。
なので、殺した。これがあなたの動機ですね?
別に今日渡した分を回せばいいのに、いや、今日のは今日で払わないとまずいことにあったりしてたんですかね?
そこのところどうなんですか?」
とりあえず、自分の意見を言い終えると。
嵐山は、笑った。
大きな声で狂ったように。
「そうだ、私がやったんだ。彼女を。理由なんて君が言ったとおり、どうやったかも君の言うとおり、面白い。君は凄い探偵だ!」
それはどうも、と答える。
「しかし、何で釘がばれた?」
「今日のインタビューからインタビューしたことをメモするのにペン使うよな。そういえばペンでも危ない。けど耐久度がない。でも全部鉄だったら。そうだ釘だ!って感じですね」
それを聞いてまた笑う。
「そんな、ことで気づかれてしまったか」
「まぁ、犯人はあんただろうって最初から目をつけてました」
どうしてだ?と聞いてくる。
「探偵がいることを事前に知ってて犯行に及ぶまい。俺がそう考えるとあんたは踏んでただろう?
まぁ普通はそう考える。だから自分は犯人候補から排除してもらえると思ったんだろうが残念。
昨日仕事を受けたのは9時近い。なので探偵のインタビューで探偵がくると部下に知らせるのは今日の朝だろうな。
部下が犯人だとしたらそんな危ない日に犯行には及ばないだろう?
だから必然的にあんたが犯人だって思ったのさ」
「そうか、そうか、裏をかかれたな。いや裏の裏か」
「裏の裏は表だ・・・」
「そんなことよりも、嵐山、お前を逮捕する」
そう警察のおじさんが言って手錠をガチャンを嵐山の手首にはめた。
「えー、捜査にご協力ありがとうございました・・・誰ですか?」
「戸倉、戸倉祐一郎です」
「ありがとうございます、戸倉さん」
そういうとおじさんは警察の人を集めて撤収作業にかかった。

容疑者、今では違うが容疑者がいる部屋に顔をだすと、まだいた。
どうも困ったことがあるようだ。
「どうしたんだ?」
気さくに声をかける。
補佐の赤山が答える。
「ベッキーちゃん親がいなくなっちゃって、どうしようかって」
「じいさんばあさんはいないのか?」
「もう4年前に事故で他界したよ」
「そうか。
 父もいないんだったな」
確認を取る。
「離婚したんだ。離婚してから娘がこんなにも有名になるとは思っても見なかっただろうね。今じゃ顔合わせられないと思う」
そうか、身寄りがいないんだな。大変だな。
ベッキーをふと見るとまたパーカーの裾を摘んでいた。
「あなたが気に入ったみたいね」
通訳の三村が言う。
俺はやめてくれと心から思った。
「ベッキーを娘として入れたら?」
「これ以上家族が増えたら食費が辛いな」
何気にあの幽霊が食うからベッキーの分まで用意したら俺の給料じゃまかなえない。
「それなら、ベッキーのCDとかの稼ぎがあるわ」
「いや、でも勝手に使うのはまずいでしょ」
「じゃあ、使わなければいいじゃない。
それでいいじゃない、あなたの給料でやっぱりどうにかしなさい。あなたの宣伝ならしておくから。」
それで仕事が増えるんだったらやっていけるかな・・・。
「ああ、だったら、いいだろう」
「よし、決まりね。ベッキーの仕事の予約は全部キャンセル、音楽界を降りたと言っておくわ」
じゃねーっと部屋をでて言ってしまった。
「あ、ちょ、俺英語はなせないし!」
まってくれ!といおうとしたがすでにいなくなっていたので言うのも無駄かと思いやめておいた。
「おや、私なら英語話せますよ」
脳に直接響く声。麗華だな。
「って、どう見ても純和風な麗華が英語だと!?」
つい、驚いて大きな声を上げてしまう。
それにさらに驚いてベッキーがびくっとする。
「おおっとすまんな。
とりあえず、お前通訳しろ。英語はお前が言ったのをカタカナ英語でしゃべる」
「わかったよ祐一郎」
「とりあえず、これからよろしくな」
さっそく英語なんて喋ってないが心が通じたのか彼女は笑顔で強く頷いた。
 そして、裾ではなく俺の手を掴んで新しい住まいへと道を進むのだった。

終わり



本当最後とばしすぎました。これかかなくちゃって思ってたことも頭が寝ぼけていたので書き忘れてます

この文はMF文庫とか電撃の小説大賞の原稿20枚分です
実際本になると40P分かと思います。

実際小説対象って100枚は原稿かかなくちゃいけないので凄い量ですよね


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プロフィール

ぷーちん

Author:ぷーちん
趣味は、カードゲームと読書。
カードは遊戯王とヴァンガードがメイン。
読書は、ラノベ、経済、歴史、ノンフィクションなどいろいろ読みます。
あと、アニメ見たり。ゲームはあんまりやりません。




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